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恋リア「その後」をマーケティング施策でどう生かす?ストーリー設計で話題化を生み出す鉄則

概要
恋愛リアリティ番組の爆発的人気が続く昨今、番組出身者のプロモーション起用は、いまやSNS上での話題化の近道になりつつあります。一方で、出し方を間違えると「結局広告か…」と一気に熱量が下がり、視聴者=潜在顧客を逃す危険性も潜んでいます。
このコラムでは、恋愛リアリティショーの影響力をデータで示しつつ、実際の出身者の起用事例と、起用時に注意すべき鉄則を解説します。
目次
- 様々な角度で見る、恋リアの社会的影響力
- 恋リアがプロモーションと相性がいい理由
- 視聴体験が「現実世界」へ越境する
- 「点」の広告ではなく、「線」の物語になる
- 最新事例:「わかってる」起用は「出演者」を売らず、文脈を売る
- 事例①日清食品|ポックンミョン「ブルゾンひな・かわいさ 篇」
- 事例②マクドナルド|面高ケンスケさん出演SNS企画
- 事例③ロッテ|「ガーナ」×『今日、好きになりました。』
- 起用時の「3つの鉄則」:勝ち筋はキャスティングではなく設計
- 鉄則①文脈を大切にし、露骨なビジネス臭に気をつける
- 鉄則② 「熱狂」と「熟成」のタイミングを見極める
- 鉄則③ 「カップル起用」の爆発力を活かす
- まとめ
様々な角度で見る、恋リアの社会的影響力
Z世代のトレンドを完全制覇:
株式会社マイナビが発表した「2025年10代女子が選ぶトレンドランキング」では、ABEMA『今日、好きになりました。』の出演者が「ヒト部門」の1位(長浜広奈:通称「おひなさま」)・2位(MON7A)を独占。 さらに驚くべきは、ヒト・コト・コトバ・ウタの4部門すべてに同番組の関連トピックがランクインしている点です。

恋リアが単なるコンテンツの枠を超え、Z世代の会話や流行を生み出しカルチャーそのものを形成するトレンドの発信源となっていることがよくわかります。
幅広い年齢層への浸透:
Z世代等の若年層がメイン視聴者と思われがちですが、データを見ると作品によっては20代後半〜40代の視聴層も厚く、購買力のある層が「推し」を見つけ、定着している実態が浮かび上がっています。

20代の視聴者層の多いABEMA作品『今日、好きになりました。』においても、40代の視聴者から、
- 学生のなんだかもどかしい恋愛が可愛くてキュンキュンする(40代女性)
- 若かりし青春時代を思い出させてくれる作品(40代男性)
のように好意的な声もあがっており、若年層にとどまらず幅広い世代で楽しまれていることがわかります。
※消費者データベース KnownsBizより(2024年11月26日~2026年1月29日 集計)
※アンケート回答を抜粋・要約
恋リアがプロモーションと相性がいい理由
Web広告やSNS運用において、最大の敵は「スルーされること」。 0.5秒でスクロールされるこの時代に、恋リア出身者は本領を発揮します。
視聴体験が「現実世界」へ越境する
ドラマや映画はフィクションであり、視聴後に俳優本人の人生に物語が接続することは基本的にありません。一方、恋リアは「いま起きている(ように見える)関係性」を見せるコンテンツであり、番組の外に出ても「物語の続き」が存在します。そのため、番組内で立ち上がった感情が失速することなく、現実世界へ越境しやすいのです。

「点」の広告ではなく、「線」の物語になる
多くのプロモーションは「まず興味を持ってもらう(認知)」ことにコストをかけますが、恋リア出身者の場合、すでに「追跡(=私生活への興味)」という土壌が出来上がった状態でスタートできます。
さらに、彼らは遠いスターではなく、恋愛観や悩みを知る「等身大の一般人」に近い存在です。 そのため、企業の商品紹介であっても、単なる広告(点)ではなく、「あの番組を経て、今の生活を楽しんでいる彼らの物語(線)」の一部として、ポジティブに受け入れられることが多いです。
最新事例:「わかってる」起用は「出演者」を売らず、文脈を売る
Web上で成功している企業は、単に知名度があるから起用するわけではありません。番組内で視聴者が熱狂した「文脈(キャラクターや関係性)」を、自社のプロモーションに組み込んでいます。
事例①日清食品|ポックンミョン「ブルゾンひな・かわいさ 篇」

日清食品は、「日清焼きそば ポックンミョン」のWebCMにおいて、『今日、好きになりました。マクタン編』に出演し、あざとかわいいキャラクターで一躍話題となった「おひなさま」こと長浜 広奈さんを起用。彼女の持ち味である「愛らしさ」を活かしつつ、元お笑い芸人ブルゾンちえみ風のパロディというコミカルな演出を実施しました。
商品の特徴である甘辛な味わいと、彼女の甘いルックスと、計算高いとも取れる芯の強さをリンクさせ、SNS上で「公式が最大手」「ネタとして最高」といったツッコミと拡散を誘発した事例です。
事例②マクドナルド|面高ケンスケさん出演SNS企画

マクドナルドは「セット500」のSNSプロモーションにおいて、Netflix『オフライン ラブ』に出演した、芸人・面高ケンスケさんを起用。
番組内で話題となった「飾らない人柄」や「食べっぷりの良さ」を活かし、動画内でも彼がおいしそうにハンバーガーを頬張る姿が採用されました。さらに、作中で着用していた衣装や番組グッズを小道具として登場させるなど、ファンなら思わず反応してしまう要素を散りばめた文脈の演出も、注目を集める要因となりました。
事例③ロッテ|「ガーナ」×『今日、好きになりました。』

ロッテ「ガーナチョコレート」は、ABEMA『今日、好きになりました。』で成立した現役高校生カップル(きんりの、ゆいはる、そうめが)を、バレンタイン企画に起用。手作りチョコレートというテーマに対し、演技ではないリアルなカップルの仲睦まじい様子をドキュメンタリータッチで切り取りました。
彼女の好きなところを語る男子トークや、推しカップルの幸せな姿をコンテンツ化することで、ファンからは商品への関心以上に、「素敵なキャンペーンをありがとうございます!」といった企業へのポジティブな反応が多数寄せられました。
起用時の「3つの鉄則」:勝ち筋はキャスティングではなく設計
では、実際に自社のプロモーションに恋リア出身者を起用する際、どのような点に注意すべきでしょうか。成功に導くための3つの鉄則をまとめました。
鉄則①文脈を大切にし、露骨なビジネス臭に気をつける
恋リアの文脈は「感情のリアルさ」が最大の価値。そのため、広告の意図が透けて見えた瞬間に離脱が起きてしまいます。大事なのは、出演者の人気にただあやかるのではなく、視聴者が既に知っている「その人らしさ」や「印象的な場面」を傷つけないことです。
例えば、「このセリフ、この方が番組の中で言っていても違和感はないか?」のように、実際の番組内での文脈をイメージすると良いでしょう。もしそこで違和感を感じたら、脚本を見直す必要があります。
鉄則② 「熱狂」と「熟成」のタイミングを見極める
恋リアは先述した通り、SNSでトレンド入りすることも多いため、盛り上がりの波を読むことも重要です。放送直後は、SNSでの実況・議論が熱く、短期での拡散やトレンド入りを狙いやすいです。一方で番組終了以降の成熟期は、コアファンが特定出演者のその後を追い続け、出演者・カップルのコンテンツを継続的に摂取します。
そのため番組直後のバズに乗るなら、SNSの即効性のあるキャンペーンが有効です。一方、コアファンが定着している熟成期であれば、成立したカップルを起用したストーリー重視のプロモーションなどが効果的です。
鉄則③ 「カップル起用」の爆発力を活かす
恋リア特有の強みは、番組内で成立したカップルそのものが強力なコンテンツになる点です。アパレルや旅行、ブライダル商材などでカップルを起用することで、単体起用以上の相乗効果が期待できます。
ただしカップル起用は、炎上耐性も含めて設計に注意する必要があります。関係性が変化しやすいジャンルだからこそ、万一の変化が起きても施策全体が破綻しないよう、「個人→グループ」「ストーリー→行事」など複数の受け皿を用意しておくと安全です。
まとめ
恋リアのブームは一過性のものではなく、もはやエンタメの1ジャンルとして定着しました。視聴者は番組が終わった後も、「彼らのストーリーの続き」を見たがっています。 企業は単に「今バズっている人」として起用するのではなく、彼らのストーリーの文脈に寄り添うことで、広告という枠を超えた強いエンゲージメントを獲得できるはずです。
もちろん、すべての視聴者が購買行動に移るわけではありません。だからこそ、文脈作りに特に気をつけながら、話題化を狙っていきましょう!
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