FLAG

2025年上半期Instagramアップデートまとめ ―バズ狙いから、深いエンゲージメントへ―

概要

2025年上半期、Instagramはこれまでと比べても大きなアルゴリズム・仕様のアップデートがありました。ユーザーへのアプローチや企業のエンゲージメント戦略にも影響が出ています。今回は上半期で起きたアルゴリズム・仕様変更をまとめ、Instagram全体でどんな傾向になっているのかマーケター向けに解説していきます。

目次(★は重要度)

  • 【2025年1月】
    • ランキングの核心が「視聴時間・いいね・シェア」に再定義(★★★:高)
    • 写真に音楽を追加するとエンゲージメント改善の可能性(★★☆:中)
    • フィードの推奨比率が縦長へ(★★★:高)
    • リール投稿の最長時間を90秒 → 3分に延長(★★☆:中)
  • 【2025年2月】
    • リーチ低下時に確認すべき4つのポイント(★★★:高)
    • コメントに対する「よくないね (Downvote)」ボタンのテスト開始(★☆☆:低)
  • 【2025年3月】
    • 検索画面 UI を縦長表示にアップデート(★★☆:中)
    • ウォーターマーク付きはアルゴリズム上不利(★★★:高)
  • 【2025年4月】
    • 位置情報を使った新機能「地図 (Map)」を追加(★☆☆:低)
  • 【2025年5月】
    • リール動画やフィード投稿を再投稿できる機能(★★☆:中)
  • まとめ
  • Instagramのアルゴリズムを理解したショート動画制作はTATEPA!

【2025年1月】

ランキングの核心が「視聴時間・いいね・シェア」に再定義(重要度:★★★)

リールのランキング指標をモッセーリ氏が明言(視聴時間・いいね・シェアの3要素)。

関係性のある相手には「いいね」、非フォロワーには「シェア」をやや重視。インサイトで(1)平均再生時間(2)リーチあたりのいいね(3)リーチあたりの送信数を重点確認するよう推奨

参考)アダム・モッセーリ氏公式Instagramリールで発表 2025/1/21 

写真に音楽を追加するとエンゲージメント改善の可能性。(重要度:★★☆)

モッセーリ氏は、静止画やスライドショー形式の投稿に音楽を追加することでエンゲージメント(反応率)が上がる可能性があると述べつつも、それだけでアルゴリズム上の優遇を保証するものではないと説明している。

参考)アダム・モッセーリ氏公式Instagramリールで発表 2025/1/21

フィードの推奨比率が縦長へ(重要度:★★★)

プロフィールのグリッド比率を「1:1(正方形)」から「3:4(縦長)」に変更するテストを開始

参考)Metaの公式発表

リール投稿の最長時間を 90秒 → 3分に延長(重要度:★★☆)

Instagram は、これまで 90秒までだった Reels の投稿時間制限を 3 分に拡張することを発表。

参考)Instagram の公式機能紹介

【2025年2月】

リーチ低下時に確認すべき4つのポイントをモッセーリ氏が解説(重要度:★★☆)

Instagram では、フォローしていないアカウントのコンテンツをおすすめ面で表示する際、ユーザー体験や責任を考慮してリーチを制限する場合があります。リーチが落ちたと感じたときは、まず①アカウントの状態を確認し、違反や制限がないことを確認することが重要です。さらに、②インサイトをチェックして効果的な投稿に注力し、③公式ガイドラインを順守すること。加えて、④以前のアイデアが通用しなくなった場合は、新しい投稿やフォーマットをテストして改善します。

参考)アダム・モッセーリ氏公式Instagramリールで公開 2025/2/5

コメントに対する「よくないね (Downvote)」ボタンのテスト開始(重要度:★☆☆)

Instagram は、コメントへのネガティブ評価(Downvote)機能を一部アカウントで試験導入しており、評価が低いコメントが目立たなくなる仕様を検討中であると報じられている。

参考)アダム・モッセーリ氏公式スレッズで発表 2025/2/15

【2025年3月】

検索画面 UI を縦長表示にアップデート(重要度:★★☆)

 Instagram の検索/発見タブ(Explore/Search)表示が縦長フォーマットへと改良された

※仕様変更は既にされているものの正式発表は見当たらず

他アプリで作成したコンテンツの扱い:ウォーターマーク付きはアルゴリズム上不利(重要度:★★★)

モッセーリ氏は、他アプリ(例:TikTok や編集ツール)で制作された動画でウォーターマークが入っているものはランキング上不利とされる可能性を示唆しており、ウォーターマーク無しであれば不利とは限らないと説明している。

参考)アダム・モッセーリ氏公式Instagramリールで発表 2025/3/11

【2025年4月】

位置情報を使った新機能「地図 (Map)」を追加(重要度:★☆☆)

Instagram は DM(ダイレクトメッセージ)上に「地図 (Map)」機能を追加し、リアルタイムで自分の現在地を共有したり相手の現在地を確認できたりする機能を展開すると報じられている。

参考)Meta公式 ―Instagram、コンテンツの再投稿ができる機能やInstagramマップなど、友達とつながるための新機能をローンチ(正式発表は8月)

【2025年5月】

リール動画やフィード投稿を再投稿できる機能(重要度:★★☆)

Metaは2025年8月6日に、Instagramの新機能として、ユーザーが他のユーザーの公開アカウントからのリール動画やフィード投稿を再投稿できる機能を導入したと発表しました。 これにより、ユーザーは他のユーザーのコンテンツを自分のストーリーズでシェアし、友達やフォロワーと簡単に共有することができるようになりました。

参考)Meta公式  ―Instagram、コンテンツの再投稿ができる機能やInstagramマップなど、友達とつながるための新機能をローンチ

まとめ

―2025上半期Instagramまとめ「バズ狙いから、深いエンゲージメントへ―

いかがでしたか?2025年の上半期のアルゴリズム・仕様変更の内容にテーマをつけるとしたら「バズ狙いから、深いエンゲージメントへ」変わっていくような変更だったのではないでしょうか。

2025上半期の変更で「一時的に注目を集める投稿」よりも、「ユーザーとのつながりを深める投稿」を優先するようになりました。
リールで一瞬の注目を集めるだけでなく、ストーリーズやThreads(スレッズ)を使った会話など「共感」というものがさらに大切になっています。
企業としては、単に流行に乗るだけではなく、フォロワーとのやり取りを通じて価値を届けることが重要といえます。

Instagramのアルゴリズムを理解したショート動画制作はTATEPA!

『TATEPA』は、ソーシャルメディアに特化したタテ型ショート動画の企画〜制作〜編集〜プロモーションまでワンストップで提供する定額制の動画制作サービスです。

ソーシャルメディアを軸としたプロモーションを得意とする当社のスタッフが、Z世代のみならず各世代に対してソーシャルメディアのタテ型動画をどう活用すべきか、企画の段階からサポートいたします。

定額制の動画制作サービス

一定の予算内で、継続的にタテ型動画を活用した施策に取り組むことができるため、企業のマーケティング担当者様のリソース改善(タイパ)、コストパフォーマンス改善(コスパ)を実現し、配信した動画広告の効果をクリエイティブな視点からも効果検証し、広告パフォーマンスの改善を実現させます。

最適なPDCAを回せるよう月に1度の定例MTGを実施し、レポートを元に次月の最適な運用をご提案いたします。

資料請求&お問い合わせはこちら


このコラムを読んだ人はこのコラムも読んでいます

フラッグについてもっと知りたい方へ