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2008年10月22日
第 42 回 ジャンルの垣根を越えて

はじめまして。
DVD オーサリンググループの一番鬼こと石濱です。
僕もこの方同様、テキーラの暴飲によって脳髄のネジが軽くゆるんでいるため、
文章に多々ブロックノイズが混入しておりますが、
仕様ですので生温かく見守って下さい。
上記でお察し頂いた通り、鈴木氏はテクノですが、
僕は HIPHOP/R&B の DJ をしているためか、
やはりヴァイナルジャンキーです。
配信が主流になりつつあり、
数値化された楽曲をダウンロードし、
気軽に楽しむ。より音楽が身近になったよ(以下略)
現場では未だにレコードを使っているDJの方もいらっしゃいますが、
僕を始め、多くの方が PC や CDJ ( CD をほぼレコード感覚でDJできる機材)になってきて、
0 と 1 で作成された mp3 や CD 音源を何の抵抗も無くかけています。
僕は PC を使い始めた当初、mp3 のハイファイな音に頭を悩まされていたのですが、
時代と同様、耳もデジタルに迎合していきました。
さて、散々デジタルを悪いように述べてきましたが、
利点も多々あります。
多分どの DJ の方も思われている事とは思いますが、
「レコードで発売されていない音源や
自分で作った曲を気軽にかけられる」ということです。
HIPHOP/R&B というジャンルは
少し特殊で「サンプリング」という文化があります。
簡略化して悪く言いますと「パクリ」ということです。
他人の曲なのに自分がかっこいいと思った一部分を抜き取って
自分の曲にしてしまう、というものです。
HIPHOP では FUNK、SOUL、JAZZ、ROCK 等、
様々なジャンルの音楽からサンプリングをする風習があります。
しかし、なぜこれが正当化されているかといいますと、
有名なプロデューサーが昔の曲をサンプリングして自分の曲を作る
↓
その曲がヒットする
↓
その曲の元ネタ(サンプリングされている曲のこと)って何だ!?となる
↓
今は売れなくなった、その昔の曲が再び売れ始める
↓
昔のアーティストの懐が潤うのでサンプリングされた側は文句を言えなくなる
という仕組みになっているからです。
カバーと若干近いものがありますね。
もちろんそれが嫌(ラップミュージックが気に食わない、
楽曲の持ち味を生かせていないようなサンプリングのされ方をした等)で
訴訟を起こすアーティストもいますが、ごく一部です。
「サンプリングが主流となっている音楽= 1 から自作ではないから手軽に曲が作れる」
これに PC、CDJ の文化が加わると
必然的に自分で作った曲をかけるという行為が
DJ の醍醐味の一部にもなってきます。
さて、上記で「訴訟を起こすアーティストもいる」と述べましたが、
間逆のことをしたイナタイ方がいます。
その方の自伝を僕なりに意訳すると、
「俺の作った曲をどんどんサンプリングして、HIPHOP に使ってくれ!!」と公言し、
数々の曲をサンプリングされ HIPHOP 創設の立役者となったのが、
「ジェームス・ブラウン(以下 JB )」という方です。
JB は元々ファンクのグルーヴに黒人音楽独特のメッセージ性
(愛とかではなく社会的なもの)のある言葉を使用して音楽を作ってきたので、
HIPHOP のラップが持つメッセージ性のある歌詞の部分に共感して、
自分の楽曲をサンプリングに使用して欲しいと公言したのだと思います。
彼のレコード盤は未だにレコードショップで
「~のサンプリングネタ!!」などと称して
リスペクト(尊敬)されながら売られています。
さて、近年これと同じ現象が全く別のジャンルで起こっています。
それは、『同人音楽』です。
そうです。いわゆるアニメソングの二次的著作物というやつです。
これを説明する前に僕も公言することがあります。
僕は“ド”が付くほど『アニメヲタク』です!!!!!
゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
どのくらい好きかと申しますと、
世間一般で言われている“アニヲタ”
というカテゴリーに分類されてしまうくらい大好きです。
実は、HIPHOP の DJ をやる傍ら、アニソンで DJ もしています(´∀`*)
そして、毎日寝る前には必ずアニメを観ています。
お酒好きの方が晩酌を毎晩の楽しみとしているように、
筋トレ好きの方が毎日筋トレするように、
僕はアニメを観ています。
最近ですと、ボーダー系のニーハイを履いている
少しツンツンした見た目が小学生くらいのロリの子に萌(以下略)
話を戻しまして、この同人音楽ですが、
僕は今年の夏くらいから聴き始めて未だ初心者です。
アニメは観ていましたが、同人音楽は全く聴いていませんでした。
なので、あまり詳しい事は書けませんが、
最近同人音楽 CD ショップでよく目にするのが
『東方アレンジ』というものです。
よく目にするどころか、少ない期間で僕が見てきた限り、
同人音楽 CD の8割くらい(もしかしたらそれ以上)が、
東方アレンジによるものです。
それでは東方とは何か?と言いますと、
1996年から主にコミックマーケット等の
同人関係の即売会で発売されている
シューティングゲームのことです。
では、なぜシューティングゲームの東方が
ここまで同人音楽として普及したかというと、
「ゲーム内で使われている音楽がかっこいい」のはもちろんですが、
東方を作成した同人サークルのZUNという方が、
『東方作品内で使用されている音楽で
二次創作物を作成して「創作」を「楽しんで」ほしい』
という一言を発言して、東方楽曲のアレンジが普及し、
東方が爆発的な人気を得た、ということです。
僕も最近東方を遊び始めてその面白さに感動しています。
これからどんどん東方を楽しんでみようと思います。
HIPHOP も同人音楽も一人の男が立役者になって、
しかも似たような手法で音楽が普及していったのは
類稀なことなんじゃないか?と感じ、
思いのままにキーボードを叩いてみました。
同人作品やアニメだけでなく、
物事を「マジでキモイから」とか見た目だけで判断せず、
偏見っていう見方を捨てて底にある本質を見ようとすれば、
もしかしたらこんなミラクルもあるんだよ!!というのを伝えたかったのです。
僕は HIPHOP とアニソンっていう別ジャンルの DJ を通して
これからもそれを伝えていけたら、と思います。
長文失礼致しました。またどこかでお会いしましょう!!!!
敬意を込めて
~上海アリス幻樂団~
投稿者 yoshida : 2008年10月22日 18:28





